セリカがんばれ、ゴールを目指せ!! ~ラリージャパン2005参戦記より(5)~ [ ラリージャパン2005]
泣いた、笑った、ラリージャパン2005。
全身ぼろぼろ、セリカちゃんはどうなるのか??
いよいよ、すったんもんだの最終偏です。
がごん!!
ところが途中から、ブレーキングでものすごい音。
ミッション?ハブ?今度はなんなのぉぉぉぉ!?!?!?!?
ヒイィィ(゜@@゜;三;゜@@゜)ヒイィィ
スローダウンして、なんとかSSゴールへ。
タイムも5m38s、80台中71番手。
リエゾンで道路脇に車を停めて見る。
あっ‥‥。
右リアトレーリングアームのボルトがなくなってる。
だから、タイヤが前後にぐらぐらして、がこんがこんしてたんだ。
もちろん、手持ちのボルトなんてなく、再び離脱届け。
あぁ‥‥。
まだ、今日、一本しかSS走ってないのにぃ。(・@@・、) グスン
オフィシャル 『2回目は使わないで下さいねって、朝言ったばかりじゃない!』
ぶぶにゃん 『すびばせぇ~ん。』
オフィシャル 『スーパーラリーのやり方、もう分かってますよね。(- .-)ゞ ポリポリ
セリカ1台なんだからがんばってよ!』
ぶぶにゃん 『すびばしぇ~ん。』
その後、ぶぶにゃんのところには、戦線離脱した他チームが手順を聞きに来るくらい。
ぶぶにゃん、すっかりスーパーラリーマイスター。``r(・@@・;) ポリポリ
それにしても、今日もまた明るいうちに終了、あぁ~。
ライトポッド、せっかく買ったのに‥‥。(´・@@・`)ショボーン
宿屋に戻ると、仕事のため早く神奈川に帰った前サービス隊長から電報が届いていた。
感動。(゜@@Å)ホロリ
その上、夜、先輩ランサーナビさんから電話が入る。
先輩ナビさん 『なんかあんた達ゼッケン86のために英語の公式通知出てるよ。』
ぶぶにゃん 『えっ!?(*@@*;) ギョギョ』
先輩ナビさん 『普通1台のために公式通知出ないって!!』
ぶぶにゃん 『なんか、ぶぶにゃん達いけないことしたのかしらん!?オロ(T@@T )( T@@T)オロ』
実は、スーパーラリーについて、
「ゼッケン86は、クラス1台しかいないので、各SS、適当なタイム+ペナルティ5分にするよ」
という内容。
そうなんです!
今年のラリージャパン、A7クラスはうちのセリカちゃんのみなのです。
うへへ。<(; ^ @@^)
10/2(日)Leg3。
またまた昨日のスーパーラリーで大量のタイムペナルティをもらったため、出走順も後ろ、8:05スタート。
オフィシャル曰く、2日ともスーパーラリーしてるのは全体で2台だけだそうな。
いじめっこジャイアンひげおぢさん、改め、ゾンビおぢさん、いえいえ、フェニックスおぢさんと呼ぼう。
実は昨日の6kmのSSで、既にフロントショックは抜けていた。
でも、もう交換用新品ショックはなく、そのまま行くしかない。
まずは、SS22 PANKE NIKORPET 17.04km。主に上り。
そこそこきつめ(といっても4とか3.5、関東だと普通?)のコーナーが続く。
『コーションR4』
どぎゃん!!
ちゃんと減速して入ったはずなのに、すごい衝撃!!
やっぱ、もう全然、ショックが効いてない。
大丈夫かなぁ、最後までもつかなぁ、せりかちゃん‥‥。
『速い!』、『遅い!!』、『次は!!!』
なんだかノートを読むタイミングも合わない。
1日目、あんなに気持ちよく読めたのに。
でも正直、ここのノート、清書の時から不安だった。
だって、コーナー間の距離が全然ないんだもん!!
~(から、連続の意味)なのか、ちょいストレートがあるのか、そこそこストレートなのか・‥。
このノートを作ったのは2日目のレッキ。
かなりいい加減だった。
距離感がないもんだから、前方を目で追いかけ確認しながら読む。
だからタイミングも合わない。
ひげおぢさん 『1日目は良かったけど、3日目のノート読み、ひどいね。』
ぶぶにゃん 『うっぴぃぃ~。(; @@ ;)ううう』
ひげおぢさんがまぢめに作ってくれなかったからじゃん!!
で、ここは、12m49s、55番手、と言っても、走ってるのはもう69台に減ってる。
つなぎでスタックしちゃうんじゃないかって思うほどのひどい道を抜け、SS23 PENKE 24.88kmへ。
後ろのほうのゼッケンは、ランサー、インプレッサ以外のその他な車達が集まっている。
排気量、車格もばらばら。
また、スーパーラリーの末、トラブルを抱えたまま走っている車もいる。
だから、ラップ(前の車に追いついちゃうこと)もある。
というわけで、セリカちゃんは、途中、SS22でダイハツブーンぶんをラップ。
なんで、つなぎ(リエゾン)で順序を入れ替え、元に戻そうとしたところ、
『いいですよ、先に行ってください。1分遅着して10秒減点もらいますから。』とのこと。
う~ん、いい人達だぁ。
それにしても、ノートのタイミングが全然合わない。
車も恐い。
ぼん、ぼん、ぼよ~ん!
飛び始めると、もうどこに行っちゃうのか分からない!
お願い、道幅足りてぇ!!
それでも、ここは、19m19s、68台中52番手。
3日目のラリー、きっと他の車もみなぼろぼろになりながら、走り続けてるんだろう。
ただただ、ゴールを目指して。
この後は、初めて普通(?)の30分サービス。
最後まで、がんばってくれるサービス隊。
といっても、もはや交換する部品もなく、増し締め、チェック等しかできない。
ふあ~ん。o(T@@To) クゥ
最後まで車もってくれるのかなぁ。
サービス隊に見送られ、次のSS24 SATSUNAI 2.10kmへ。
札内川の河川敷に設けられた特設コース、2台同時にスタートする、スーパーSS。
みんなは3回目。
うちらは初めてのスーパーSS。ヾ(@@^;)ゞうへへ
お相手はダイハツぶ~ん、ぶん。
『ランサー、インプが相手でなくって良かったですね。』
お互い、笑顔でスタート。
さぁ、立体交差のジャンプスポット!
でも飛んじゃだめ!!
飛んだら壊れちゃう!!!
1m57sで67台中61番手。
ノート作りしてくれなかったんだもん、おぢさん。
しょうがないよねっ、いぃ~だ!!(`@@´メ)プンッ
(ぶ~んぶんとスーパーSS)
あとは、残り2本。
午前中のSS22 PANKE NIKORPET、SS23 PENKE を再度走るのがSS25、26。
徐行でもいい、とにかく完走して欲しい。
走りも攻めずに、ストレートでそぉっ~と減速、アクセルあけて曲がって行く感じ。
いけいけだった1日目とはあきらかに違う運転。
後で聞いたら、おぢさん曰く、リアショックが全然効いてなくて、おさまらないから、
アクセル踏んでリアを押さえつけてたそうな。
ゴールが遠い‥‥。
とてつもなく長く感じる時間‥‥。
初日の50kmSSよりも数倍長く感じる。
ここに来て、道から落ちている車も何台もいる。
でも、ここで落ちたらもうスーパーラリーはない。
お願い、お願い!。
神頼みしながら、ノートを読む。
そして、そして‥‥、
やっと、
SSゴール!!
タイムなんてもうどうでもいい。
ここまで来れたんだから!
最後のSSゴールまで来れたんだから!!
でも、実はこのときの足周り、
「シェルケースが捲れてリングナットが外れてしまうという惨状」だったそうな。
って、まだラリーは終わったわけじゃない!!
サービスパークに戻って、タイムコントロールを通過しなくちゃ。
先輩ナビさん 『おつかれぇ。後は完走メダルもらえるからポディウムフィニッシュ行ってきな。』
サービスパークでは、とっくの前に無事に完走している先輩クルー達が笑顔で迎えてくれた。
えっ?ポディウムフィニッシュなんてのがあるんだっ。
それに完走メダル?(°@@。) なに?(。@@°) なに?
慌てて、お気に入りのライトポッドを装着し、ポディウムへ向かう。
初めてのポディウムフィニッシュ。
目の前には大勢の人。
みんなが手を振っている。
みんなが拍手している。
最後から2番目のフィニッシュだというのに、
まだこんなにたくさんの観客がいる。
すごいね、こんなにラリーファンっているんだ。
競技委員会会長さんまで壇上に来てくれて、おぢさんと握手。
車輌保管に車を入れて、もうこれでほんとにゴールなんだよね?
他にやることないよね?
やっと一息。ほっ。
これで、ラリーが終わったんだ。
ぶぶにゃん達のラリージャパンが、
終わったんだ。
ポディウムフィニッシュ、手を振ってと言われたけど、恥ずかしくて出来なかった。
でも、もらったメダルはやっぱうれしいぃ。(*^@@^*)えへへ♪
それにいろいろ問題あったけど、初めて『あったほうがいいね。』とおぢさんが言ったペースノート。
このメダルとペースノートがぶぶにゃんにとって宝物。
総合62位、Gr.A19位、クラス7では一応1位(一台中)。
これが今回の結果。
こんなに長い参戦記にすら書き切れないいろんなことが
まだまだまだまだいっぱいある。
『そんなこと言ったっけ?やったっけ?』っておぢさんとぼけてるけど。
“(`@@´)ノ彡☆ プンプン!!
めちゃくちゃ反省点も問題点もある。
でも、また来年も行きたいな。
今度こそほんとのほんとの完走しなくちゃね。ひげおぢさん!!
ぶぶにゃん 『ねむいよぉ。』
ひげおぢさん 『寝ちゃだめ!!我慢して運転してんだから!寝たら、いぢわるするよっ。』
横浜への帰り道も寝させてくれない、おぢさんのいぢわる性分も改造しなくっちゃ!
『来年は俺も出るぞっ!!』
T選手の挑戦状も受けなくっちゃ!!
さぁ、明日からまたがんばろう!
そして、みんなもラリーに行こう!!
WRCに行こう!!!
- ラリージャパン2005参戦記 完 -
というわけで、2005年ラリージャパン、ぶぶにゃん達の挑戦は終わったわけです。
そして、2006年ラリージャパンに向けて、新たな挑戦が始まりました。
その話はまた次ね。
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