今だからこそ!ラリージャパン2008参戦記(最終話) ~そして、2010へ編~ [ ラリージャパン2008]
こんな時に。
いえっ!
今だからこそ、ラリージャパン2008参戦記です。
ちなみに、前回のお話は
http://runx-wrc.blog.so-net.ne.jp/2010-05-04-1
でした。
(その前のお話は右のカテゴリーラリージャパン2008ねっ。)
運命のSS22を終えたらんくす君は!?
というわけで、ラリージャパン2008参戦記(最終話)~そして、2010へ編~です。
引き上げ車が来たのはそれからまもなくのことであった。
まずは、らんくす君を起してあげなくちゃ。
引き上げ車に引っ張ってもらい。
まずは、1/4回転。
ボンネットはべこべこだけど、屋根は結構綺麗なんだなぁ。
重いフロントから地面についたって感じなんだろう。
さらにひっぱってもらって。
どでん。
(T@@T)(T@@T)(T@@T)(T@@T)(T@@T)(T@@T) しくしくしく
あたしのらんくす君が‥‥。
きゅるっ、きゅるるるっ、ぶおん。
ひげおぢさんの一通りのチェックの後、幸い、らんくす君は息を吹き返した。
なんとか自走は出来そう。
とにかくまず林道から出なくちゃっ。
そして。
帰ろう。
みんなのところへ。
サービス隊のみんなのところへ。
ひげおぢさんとらんくす君に乗りこむぶぶにゃん。
雨の中、再びらんくす君を発進させる。
体もびちょびちょ。
雨で濡れたぶぶにゃんの携帯はどのボタンを押しても動かなくなっていた。
窓ガラスもない。
冷たい雨と、冷たい風が車内に吹き込む。
ぶぶにゃん 『寒いよぉ~。(T@@T) ヒック』
ドラナビ。
風を避けようと、自然と車の真ん中に寄ってしまう。
きっと、外から見たらおかしな光景なんだろうなぁ。
2人とも体の中心線が傾いちゃって。
ヾ(^@@^;)ゞうへへ
もちろん、ヒーターは全開。
携帯をヒーターにあてて乾かす。
あっ、ちょっと復活したっぽい。
大丈夫かも。
サービス隊の待つドームが近づいてくる。
ぶぶにゃん達の気持ちも少しずつ復活。
きっとみんなが待っててくれる。
笑って迎えてくれるだろう。
そう信じられることが今一番大きな支え。
これがチームなんだっ、ラリーなんだっ。
『まずは中に入って暖まって。』
サービスパークのみんなは笑顔だった。
到着したぶぶにゃん達を笑って迎えてくれた。
『あ゛ぁ゛~あ゛』
もちろん、ちょびっと苦笑いも混じってたけど。
程なく、らんくす君の整形手術開始。
あっちを整形。
こっちを整形。
これでもだいぶ綺麗になったんだよ。
自走できれば、フィニッシュポディウムの上がっていいとかだめとか。
いろいろ情報は錯綜したけど、やっぱしそれはNGとのこと。
そりゃそうだよね。
DAY3にスーパーラリーはない。
そう、リタイヤなんだ。
4回目のラリージャパン。
初めてのリタイヤ。
でも、なんだろう。
やっぱり涙は出ない。
達成してないのに、達成感。
今までにないこの気分。
これもきっと、チームみんなのがんばりのおかげ。
ありがとう、みんな。
ほんとにありがとう。
このメンバーと来れて、ラリージャパン2008に出れて。
ほんとに良かった。
最高のチームだよっ!
またぶぶにゃんの心の中で大切な想い出が増えた。
辛かったり、苦しかったり、悲しかったり。
でも不思議なもんで。
いやっ、神様は見ててくれてるのか。
んにゃっ、きっと天国のぷるちゃんが見ててくれるんだろう。
いっつもそれ以上の御褒美をくれる。
成績とか、名誉とか。
もちろん、それも御褒美。
でもそれ以上の御褒美が、心の中に生まれるこの気持ち。
だから。
リタイヤの今年でも、しっかり御褒美をもらっちゃった気分。
ちと、申し訳ないかな。
でも、これがラリー。
オフィシャルの皆さん。
ギャラリーの皆さん。
スポンサー様や応援してくれた仲間達。
そして、チームのみんな。
ほんとにありがとう。
かけがえのない想い出をありがとう。
2008年11月2日。
こうして、らんくす君の大冒険が終わった。
ラリージャパン2008への挑戦が。
でも。
沈んだかに見えたお日様だって、必ずまた昇るもの。
そして‥‥。
陽は沈み、陽は昇り。
月日は流れ。
2010年9月4日。
北の大地へ出発の日。
ぶぶにゃん 『ぶひぃぃぃぃ~!!“(*`@@´*)ノ彡☆バンバン!!
ちょーむかつくぅぅぅぅ!!
もぉ~、口聞いてあげないっ!!』
監督 『まぁそう言わないでさぁ。』
ぶぶにゃん 『ひげおぢさんなんて、大っ嫌い!!』
再びらんくす君の大冒険が始まる。
ぶぶにゃん、ひげおぢさんの喧嘩と共に。
ヾ(^@@^;)ゞうへへ
そう、ラリージャパン2010への大冒険が!!
だからっ!
さぁ、みんな、ラリーに行こう!
ラリージャパンに行こう!!
( ラリージャパン2008参戦記 - 完 - ) そして、 ( ラリージャパン2010参戦記 - 始 - )
今更ラリージャパン2008かよぉって思いながら読んでくださったみなさん。
ありがとうございます。
でもねっ。
実はラリージャパン2010参戦記第一話も兼ねちゃってるんだなぁ、これが。
(*^@@^*)ムフッ
2008最終話を先に書くか、2010第一話を先に書くか。
悩んでたぶぶにゃんにアドバイスくれたのが何を隠そうSちゃん。
Sちゃん 『続けちゃえばいいんじゃないっすか!!
そして2010、みたいな感じで。』
( ̄@@ ̄)ウシシシシ♪
頂いちゃいました。
というわけで、新城ラリー見に行かれる方、Sちゃんの写真もよろしくねっってなお話はまた次ね。
巧くまとめましたな(^o^;)
でもスグにフラッシュバックできちゃう、ぶぶにゃんさんは偉い!!
待ってました!!
新シリーズ!!
楽しみ(^_^ゞ
by オヤジ@兵庫 (2010-09-20 22:20)
何かあったとき、チーム員はもちろんオフィシャルも、「身体は大丈夫かな?」って思ってます。だから、さーびすにお二人が無事に戻ってきてくれたときのチーム員の皆さんは無事で本当に良かったー、って思ってたハズですよ。
元気だったらまたラリーに出れますしね♪
いよいよ2010、どんな山盛りのドラマが待っているのか、ワクワクです。
そして、新城も!
by ゆ~ (2010-09-20 22:31)
オヤジ@兵庫さん、こんにちはぁ。
はいっ!
新シリーズ(?)開幕です。
でも、いつ終わることやら‥‥。
気長にお付き合いくださいませぇ。
by ぶぶにゃん (2010-10-02 19:03)
ゆ~さん、こんにちはぁ。
そういう意味では、今は携帯があるんでほんと便利ですよね。
オフィシャルとのやり取りのあと、すぐにサービス隊とも連絡が取れますから。
そういえば、ずっと昔は‥‥。
オフィシャル 「ゼッケン○○のサービス隊の方いますかぁ」
サービス隊 「うちです!もしかして!?」
オフィシャル 「SS△でリタイヤです。」
サービス隊 「選手は?」
オフィシャル 「無事です。」
サービス隊 「よかったぁ。」
なんて会話がサービス会場ではふつーだったんですよね。
情報はオフィシャルからしか得られなくて。
離れたところに行ってまた戻って来るのがラリー。
でも、それが結構心配だったりするんですよね。
by ぶぶにゃん (2010-10-02 19:15)