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その先、あっ!セリカちゃんピンチッ!!~ラリージャパン2005参戦記より(3)~ [ ラリージャパン2005]

ぶぶにゃん、こちらにアップするために、
当時書いた参戦記をあらためて読み直してます。
いやぁ、ほんと初年度はいろいろありました。
今でこそ笑い話になってることも、あの時はほんとまぢでしたから。
(゜@@゜)(。_。)(゜@@゜)(。_。)うんうん。

というわけで、すったもんだの参戦記、第三弾です。

 
(ラリーじゃっぱ~んって言うんだって!!)


ラリージャパン2005参戦記 後編 ~ 怒涛の5日間、ゴールまでの軌跡編 ~

9/29(木)夕方、セレモニアルスタートに向けて、
中央公園アセンブリーエリア(待機場所)にラリー車がぞくぞくと集まってくる。

先輩ランサードラさん 『いいねぇいいねぇ、家出したんだってぇ!
                いまどき家出、いいねぇ。(^▽^) ハッハッハ

ぶぶにゃん             『△☆〇□※???Σ( ̄@@ ̄lll) ガビーン

昨日の晩のこと、言いふらしたんだ、ひげおぢさん‥‥。
しっしどい‥‥。(ρ@@;)ぐすん

この参戦記の事前原稿チェックをしたひげおぢさん、
『言いふらしたのは俺じゃない、無実じゃ~~!!!!!』とクレームしてきたけど、
あの後、オープンロードに来る人がみんな知ってるってのはどういうことよ!!(`@@´)コラッ!

某チームのランサー、S選手は、セリカちゃんの後ろゼッケン。
S選手とひげおぢさんは、若かりし頃全日本で競い合った盟友(?)関係らしい。

と、いきなり、Sさんの専制攻撃
Sさん 『セリカとランサーじゃさぁ、全然タイム違うじゃん。┐( ̄ヘ ̄)┌ 』
Sさん 『四駆ターボのランサーとFFNAのセリカじゃ、
      まぁ、キロ5秒は差がつくと思うんだよねぇ。』
Sさん 『頼むよぉ、リエゾンで遅着して、先、行かせてよぉ。』

リエゾンでこちらが1分遅着すれば、10秒減点をもらうものの、
次のSSの出走順を後ろに下げることができる。
ハイスピードコースゆえに簡単に避けられるところも少なく、
無理してFFが路肩に避ければ、スタックしちゃう可能性もある。
そもそもあのハイスピードコースで、
停車、抜かさせて再加速するほうが10秒以上損かもしれない。
でも、トータル遅着何分以上で失格とかいう規定もなかったっけ?
やっぱまだよく分かってない‥‥。

ひげおぢさん 『まぁ、SS1が9km以上あるから、そこでの様子しだいだね。
                   
バチ(メ-_-) ・・・☆・・・(-_-メ)バチ』

こんなしゃべくり合戦もラリーの楽しさ!?ε- (^@@^; ふぅ

Kさん  『おじぃ~ちゃ~ん』
T大チームのナビを頼まれたあの名ナビゲーターKさん。
ちょっとナーバスなオーストラリア人ドライバーの話、
昔、ラリーで泊まったホテルでお風呂を溢れさせて部屋中お湯浸しにしちゃった話し、
ひげおぢさんもワルだから気を付けなよぉ~という話。``r(・@@・;) ポリポリ
飾り気なくバカ話をしてくれるKさん。
ちょっとずつぶぶにゃんの緊張感が解けてくる。

さぁ、いよいよ出番。セレモニアルスタートである。
リバースオーダーでポディアムに上がる。
先に上がったSさんのランサー、歓声と眩しい光を浴びている。

次はいよいよセリカちゃん。
ポディアムに上がると、目前には予想以上に人、人、人
紹介のアナウンスなんて聞こえない。
『セリカだっ!あれセリカだよ!!がんばれぇ!!』
珍しいのか、セリカちゃんへの声援がすごい。
『ひげおやぢぃ~、がんばれぇ!!』
知らない人が名前を呼ぶ。
『ぶぶにゃんちゃぁ~ん!』
いや~ん。(/@@\*)ハジュカチ・・

そういえば、初めてひげおぢさんと組んだ海ほたるスタートのラリー。
あの時も、神奈川のみんなが声援を送ってくれたっけ。
でも、今日は神奈川のみんなはいない。
ちょっとホームシック‥‥。(゜@@Å)ホロリ

帯広駅まで進みロータリーを一周して、セレモニアルスタートは終了。
サービス隊と合流。でも、宿屋には先に帰らせてもらうことにする。
夕飯より作業をしたい。
まだ、ノートやらなんやら明日に向けてのナビ作業が終わってないし、
さっきSさんと話した遅着に関係するルールも確認したい。
ひげおぢさんが帰って来たら、ルールの説明しなくちゃ。
面倒なルールの話しなんてちゃんと聞いてくれるかなぁ。ふぅ、気が重い。

すると、新サービス隊長、帰ってくるなりそのまま一緒に話しを聞いてくれる。
新サービス隊長は、今まで数々の実績を上げ、海外ラリーの経験もある往年の名ナビゲーター。

こぉなんじゃないか、あぁなんじゃないか、豊富な経験を元に相談に乗ってくれる。
新サービス隊長  
『出走順を決めたのは主催者なんだから、大丈夫。
         まずは余計なことは考えず、精一杯がんばりなさい。』

なんだか、ぶぶにゃんの肩の力が抜けていく。ほっとした瞬間。
うんうん。がんばります。(;@@:)モウナカナイモン

9/30(金)、いよいよLeg1、スタート時間は7:09。
スタート前パルクフェルメ(車輌保管)
はないため、
宿屋からセリカちゃんに乗って、サービスパークのスタートへ。
TC0(タイムコントロールゼロ)でタイムカードをもらい、
タイヤマーキングを終え、TC1に向けて出発。

こんな朝っぱらから、もうあちこちの沿道に手を振る人達がいる。
小さな子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで。
長年、暗闇に紛れて、こそこそラリーしてきたぶぶにゃんには、
やっぱ、ちょっと恥ずかしい。
手を振り返すのもどきどき。(*v@@v)恥ずかしい。。
(許可の関係で、国内ラリーは夜にやることが多かった。)

今回の出走車種は以下の通り。
ランサー、39台。インプレッサ、25台。この2車種だけで合計64台。
残り、WRカーのフォーカス4台、クサラ、307、ファビアが各2台。
スーパー1600は、スイフト2台。
ここまででもう、76台。
その他ブーンが5台、スターレットが2台、
プジョー206、イグニス、ヤリス、シャレード、ストーリア、シビックが各1台
もちろんが我らが、セリカちゃんST202も1台。
合計16車種90台。

まずは、TC1に無事に到着、3分後がSS1のスタートである。

SS1Pawse Kamuy 9.05km。
いきなり、ストレート150から始まる。

あっでも、なんかいいかも。(*’@@’*)わぁ♪
試走ではしっくりこなかったリアの動き。
バネを変えた結果(?)、とっても自然にリアが出て、アクセル踏めばおさまるって感じ。
横に乗ってて気持ちいい!!さすがにスピードは高いけど、次第に慣れてくる。

無事にゴールして、6m02s。89台中68番手のタイム。
さっそく、リフューエル(燃料補給ポイント)でSさんがタイムを聞きに来る。
えっ?Sさん、5m37s? 25秒差ってことはキロ3秒も差がないじゃん。
こっちはノンターボなんだよぉぉ!!
ぶぶにゃん 『o(>@@<)9"うっしゃ♪』

で、SS2、Rikubetsu 2.73km。
ここはダートラ場コース、上り下りもありあまり速度が乗らないぐにゃぐにゃ。
スタートして早々にWater Splashもある。
でも、ぶぶにゃん的には嫌いなコース。あんまし気持ち良くない。
ここでは、セリカの重さ、FFの頼りなさが露呈。とにかく前に進まない。
ギャラリーの前で右リアを木にヒットさせつつ、一応ゴール。

ここは2m42s、89台中74番手のタイムでトータル71位。
Sさんは2m28s。キロ5.1秒落ち。
う~ん、こういうコースはつらいなぁ。
やっぱ関東みたいな、ぐっと減速しなきゃいけないぐにゃぐにゃコースは、
セリカちゃんにはつらい。
きっとインテ君の方が速いんだろう。

次はいよいよ、最長SS、Kunneywa-Niueo、SS3、50.06km。
いける!!ひげおぢさんの走りもどんどん冴えてくる。

元々ひげおぢさんの走りは、とにかく速度を殺さずにコーナーに進入し、
すっと向きを変えて、脱出していくもの。
その走りは魔法のブレーキングと呼ばれている。
(どんなにお手本見せてもらっても、ぶぶにゃんには真似できない。)
スピードさえ保てれば、セリカちゃんの重い!という弱点も消せる。
北海道みたいなハイスピードな道なら、セリカちゃんも結構いけるんじゃん!!

それになんだか、ひげおぢさんがノートを聞いて走ってくれてるような気がする。
最悪だったコンビネーションがほどけていく。
ぶぶにゃんもいつのまにか大興奮!!すっかり助手席で走ってる気分!!
さすがに後半、ショックが抜けてきたのか、
がこん、どぎゃんとすごい音と共に衝撃が大きくなってくる。

でも結果、ここは87台中55番手、35m22s。トータルでも55位。
後ろのSさんはというと、追いついてきたのが約30km地点。
ってことは、キロ2秒差!?!?
ひげおぢさんいけてる!セリカちゃんいけてるよぉ!!
(^@@^*))。。。きゃぁきゃぁ!。。。((*^@@^)きゃぁきゃぁ

Sさん   『ひげおやぢのブレーキがすごくってよぉ、砂埃で前が見えねぇよ!』
リフューエルのSさん、もしかして、ライバル視してくれてる?( ̄@@ ̄)ウシシシシ♪

ふと気づく。
『あっ、楽しい。今、すごく楽しいかも。』
ひげおぢさんがドラで、ぶぶにゃんがナビ。車の中はいつもと同じ。
沿道に大勢の人がいるのが今までの国内ラリーと違うけど、
それ以外はやっぱりラリー、所詮ラリー、いつもと変わらない。
がんばろう、いつも通り。
ひげおぢさんのいぢわるにも‥‥耐えよう、いつも通り。p(*・@@・*)qガンバ

そして、運命のSS4、Sipirkakim 18.74km。
既にショックは抜けているものの、ひげおぢさんはそれをカバーしながら、セリカを走らす。


(Sipirkakim ギャラリーコーナー)

セリカちゃん、ミッションもノーマルしか使えないため、ギア比が合わない。
めいっぱいいっぱいいっぱい引っ張って、シフトアップ。
オフィシャルをしていた、あの憧れの元全日本チャンピオンSさんに、
『ひげおぢさん、シフトアップ忘れてるんじゃないの?オートマにしたら?』
って言われるほど。ヾ(@@^;)ゞ

コマ図どんつきL2、ギャラリーコーナーを抜け、さらに道幅は広くなり、下りに入る。
ひげおぢさんは速度を殺さないよう、高めのギアでコーナーを抜ける。

『100 その先 L4 あっ‥‥。』

 


せりかちゃん、無事にゴールまでたどりつけるのか!?!?
まだまだまだまだたくさんのドラマが続きます。
そのお話はまた次ね。



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